こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
fate と destiny の違いは何かご存じですか?どちらも日本語では「運命」と訳されますね。今回は fate と destiny の違いについて見ていきます。fate と destiny を使った英語の例文もあわせてご紹介します。記事内の英文は全てネイティブチェック済みです。
fate と destiny の違いは?
fate は生まれる前に定められた、本人の力では変えることのできない「宿命」を指します。fate は「(神によって)語られたこと」という意味のラテン語 fatum を語源に持ちます。
一方、「目的地」という意味の英語 destination と同じ語源を持つ destiny は、未来の「目的地」を言います。これから行くことが決まっている場所です。
fate は「過去」、destiny は「未来」について表します。
fate と destiny の違いに関連する英語フレーズ

では、fate と destiny の違いに関連する英語フレーズをいくつか見ていきましょう。
“The only person you are destined to become is the person you decide to be.”
「あなたがなる運命にある人は、1人しかいません。あなたがなろうと決めた人です」
Ralph Waldo Emerson(ラルフ・ワルド・エマーソン)
“It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves.”
「運命は星が決めるのではない。我々の思いが決めるのだ」
William Shakespeare(ウィリアム・シェイクスピア)
“Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.”
「人は運命に縛られるのではない、自らの心に縛られるのである」
Franklin D. Roosevelt(フランクリン・ルーズベルト)
mind は「頭で考えたこと」について使われます。一方、heart は「心で感じたこと」について使われます。
いかがでしたでしょうか?今回は fate と destiny の違いについて確認しました。
ありがとうございました!