こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回は英文の作り方・組み立て方について取り上げます。英語の文章は日本語の文章とは作り方・組み立て方が少し違うのですね。名詞や動詞を使う順番が異なります。今回はその辺りについて、例文を交えながら、初心者の方でも分かるように解説していきます。
「英文の作り方のコツが知りたい」
「英文法をもう一度基礎から学び直したい」
そんな方に向けた記事です。
まずは、「私はピザを食べた」のような「誰が何をどうした」を伝える文章の作り方について見ていきます。
【英文の作り方・組み立て方のコツ】英語の名詞・動詞・形容詞の順番:その①「誰が何をどうした」
日本語では【私は⇒ピザを⇒食べた】のように【誰が⇒何を⇒どうした】の順番で情報を伝えていきますね。英語ではこれが【誰が⇒どうした⇒何を】の順番になります。
日本語:誰が⇒何を⇒どうした
英語:誰が⇒どうした⇒何を
例えば、
「誰が」の部分に入る言葉を「主語」と言います。「主語」に使うことができるのは「名詞」だけです。
「何を」の部分に入る言葉を「目的語」と言います。「目的語」に使うことができるのは「名詞」だけです。
そして、「どうした」の部分に使うことができるのは「動詞」だけです。
名詞とは、人や動物や物や事の「名前」を表す言葉を言います。
I =名詞(意味:私)
eat =動詞(意味:食べる)※ ate は eat の過去形
pizza =名詞(意味:ピザ)
I =名詞(意味:私)
do =動詞(意味:する)※ did は do の過去形
yoga =名詞(意味:ヨガ)
I =名詞(意味:私)
drink =動詞(意味:飲む)※ drank は drink の過去形
wine =名詞(意味:ワイン)
【英文の作り方・組み立て方のコツ】英語の名詞・動詞・形容詞の順番:その②「AはBである」
では次に、「彼は医者です」のような「AはBである(A=B)」を伝える文章の作り方について見ていきます。
「AはBである(A=B)」は英語で「A am/is/are B」で表すことができます。
AはBである(A=B)= A am/is/are B
例えば、
「A」の部分に入る言葉を「主語」と言います。「主語」に使うことができるのは「名詞」だけです。
「B」の部分に入る言葉を「補語」と言います。「補語」に使うことができるのは「名詞」または「形容詞」だけです。
名詞とは、人・動物・事物の名前を表す言葉を言います。形容詞とは、名詞を説明する言葉を言います。
I = 名詞(意味:私)
doctor = 名詞(意味:医者)
he = 名詞(意味:彼)
tall = 形容詞(意味:背が高い)
am と is と are の違い
am と is と are はいずれも「be動詞」と呼ばれる動詞で、同じ意味を表します。be動詞は主語が単数であるか複数であるかによって形を変えます。
is は主語が単数である場合(=主語が1人の人間、または一つの物または事である場合)に使われます。
are は主語が複数である場合(=主語が2人以上の人間、または二つ以上の物または事である場合)に使われます。
am は主語が I(私)である場合に使われます。
形容詞について
形容詞とは、名詞を説明する言葉を言います。
形容詞は「A am/is/are B」の「B」に、
または名詞の前で使われます。
「赤ワイン」は英語で red wine と言います。red は「赤い」という意味の形容詞です。wine は「ワイン」という意味の名詞です。red は wine を説明していますよね。
いかがでしたでしょうか?今回は英文の作り方・組み立て方について見ていきました。
ありがとうございました!